私たちについて

天理を、日本でいちばん 健やかなまちに

「動スル?プロジェクト」は、運動にかかわるすべての【?】をサポートするプロジェクト。
地域住民と大学、行政がともに協力し、新しい運動習慣を創り上げていくことで、
天理を、日本でいちばん健やかなまちにしたいと考えています。
運動やスポーツが心身の健康につながることは、みんな知っての通り。
けれども、日常生活の忙しさに追われたり、敷居の高さを感じたりして、なかなか自分から始められない。そんな経験が、誰にでも一度はあるはずです。
それは、どんな風に、どうやって運動をすれば良いのか、
そしてその運動にどんな効果があるのか、
たくさんの【?】に尻込みしてしまうからではないでしょうか。
天理大学はこれまで五輪メダリストらトップアスリートや指導者など、体育やスポーツで社会に貢献できる人材の育成を通じ、独自のスポーツブランドを構築してきました。
「動スル?プロジェクト」では、こうした資産を最大限に活かしながら、地域のスポーツ・健康づくり研究拠点を形成し、天理市と協働しながら運動する機会や場所を提供し、
スポーツを「する」「観る」「支える」人を“増やす”ことをめざします。
おとなも子どもも、おじいちゃんおばあちゃんも、学ぶ人も、旅する人も、
この街で生きるすべての人が、健やかな毎日を送るために。
運動の【?】を、ともに考え、実行してみませんか?
昨日までの「運動する?」を、未来をつくる、積極的な「do exercise(運動する)」に。
「動スル?プロジェクト」がいま、始動します。

事業の概要

私立大学研究ブランディング事業について

天理大学と天理市地域が中心となって、習慣的にスポーツと運動に参加する人や関心のある人、すなわちスポーツを「する」「観る」「支える」人を“増やす”ための研究を通じて、人々が心身ともに豊かな生活を送ることができる研究拠点の形成を目指します。 この事業を通して、子どもの体力向上、中高年者の健康増進、高齢者の介護予防、地域福祉の推進に向けてスポーツや運動実践を通じた健康づくりを進めていきます。

実施体制

本研究事業の<1.学内の実施体制>、<2.自己点検・評価体制>、<3.外部評価体制>、<4.学外との連携体制>は下記の通りとなります。

研究紹介

本研究事業では、「天理大学スポーツブランドを活かした地域のスポーツ・健康づくり研究拠点の形成」を目的とし、天理市地域が中心となってスポーツを「する」「観る」「支える」人を増やすことで、心身ともに豊かな生活を送ることができるような生涯スポーツライフ社会の実現を目指します。そのために、次の2つの研究チーム、6つの研究ユニットを組織し、相互に連携しながら研究活動を行い、最終目標の達成を目指していきます。
UNIT.1 子供の運動技能向上に
関する研究
  1. 本学にスポーツクラブを設立し、安全かつ効果的に子どもたちの運動技能や体力を向上させられる指導法を開発する。
  2. 体力に比べて客観的な評価が難しい運動技能の評価法を新たに開発する。
  3. 競技スポーツに移行した時に役立つ基礎的な身体の使い方やトレーニング法を開発する。早い時期に運動技能を上達させることは各種スポーツへの加入率も増加することが期待できる。さらに、運動技能の向上は体力向上にもつながることから子どもの体力低下問題にも貢献することができる。
UNIT.2 女性スポーツの振興に
関する研究
  1. 女性が手軽にスポーツを楽しめる環境を整備する。
  2. 女性スポーツの指導者養成プログラムを開発する。
  3. 女子児童・生徒の運動時間やスポーツ実施率を向上させる。
  4. 若い女性(特に、20歳代と30歳代)のスポーツ実施率の向上につなげる。これら、特有の課題を解決することにより、女性や女子児童・生徒が気軽にスポーツを取り組むことができる環境(機会)を学内外に創出し、天理市における女性の運動習慣者の割合を増加できる。スポーツを「する」と「支える」ことに対する知識や技能、興味・関心が向上する。
UNIT.3 市民の運動・スポーツ参加促進に
向けた振興に関する研究
  1. エビデンスにもとづいた天理市のスポーツ行政施策の実現に向けた資料提供・提案・推進を行う。
  2. 天理市における生涯スポーツ機会の充実を通じてスポーツ実施率の向上を図る。
  3. 「する」「観る」「支える」といった幅の広いスポーツへの関わり方を啓発する。
  4. 天理市民による天理市民のためのスポーツ行政の構築に貢献する。また、2019年のワールドカップラグビー、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、そして2021年の関西ワールドマスターズゲームズと、世界的なスポーツイベントが3年連続で開催される「ゴールデン・スポーツイヤーズ」を、市民のスポーツ参加促進の機会と捉え、本事業期間内にスポーツ振興の充実につなげる。
UNIT.4 児童・生徒の体力・運動能力
向上に関する研究
  1. 各種の運動場面やスポーツ活動で重要な役割を果たす爆発的な筋力発揮能力を高めるためのトレーニングを開発する。
  2. 若年者の専門指導者やトップアスリートによる運動・スポーツ指導システムの構築により、若年者がスポーツを「する」と「支える」の立場から積極的参加を促す。
  3. スポーツコンディショニング法を児童・生徒に応用する新たな方法を開発し、トレーニングによるコンディション悪化やスポーツ障害発症の抑制を目指す。これら、新たな視点のトレーニング開発やコンディショニングの応用は学校現場における体育やクラブ活動に大きな貢献が期待できる。
UNIT.5 中高年と高齢者の健康づくり・
介護予防に関する研究
  1. 健康づくり活動のリーダーとなる「運動指導アドバイザー」養成に関するプログラムを開発する。
  2. 体力を知る機会(体力測定会)を整備充実させる。
  3. 「老いは脚から」とされる下肢筋力を鍛えるプログラムを開発する。運動を習慣化する方策として、天理市と共同で運動指導アドバイザーを多数養成し、一般住民と一緒に運動する機会を設ける。本学体育学部体力学研究室が開発した健康体力年齢を算出できる体力測定の機会を増やすことで、体力の現状を知り、運動実践の動機につなげる。下肢筋力を改善する自宅実践型のプログラムを新たに開発し、いつでも、どこでも、手軽に鍛えられる効果的なトレーニングの提供が可能となる。
UNIT.6 地域福祉と
スポーツに関する研究
  1. スポーツや運動を通じた共助の拡大を目指し、障がい者や地域住民の自立生活や共助・共生を実現するための手法や仕組みを開発する。
  2. 子ども、高齢者、障がい者など多様な参加者の創出とその交流を促進し、地域の多様な人が集う「居場所」を創出し、活動を通じた地域住民の変化に「気づく」ことができる人材の育成と意識の醸成を図る。共助による地域福祉の充実にはスポーツの役割が期待でき、家族や知人、友人との関係を保ち続ける「居場所」は、地域住民が集う場であり、スポーツと運動の活動拠点となる。
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